カリグラフィー  Calligraphy

 語源はギリシア語のCALLI(美しい)とGRAPHEIN(書くこと)に由来しています。カリグラフィーとは、美しい線によって創られたアルファベットの表現のことです。元々はクイル(羽ペン)が主な道具でしたが、それが金属のペンに代わり、筆も使われるようになりました。近年では様々な画材や道具を使い、表現の幅も格段に広がっています。

カリグラフィー  Calligraphy

カリグラフィーと文字の歴史
 文字や書体は、長い期間をかけて、少しずつ歴史の流れの中で地域の文化と共に変化してきました。カリグラフィーを学ぶ上で、文字の歴史は重要な課題です。日常使われている活字やブックデザインの多くの形式は、写本にその源があります。
 
歴史の流れの中で書体を考えれば、自ずとその性格、特徴、使われ方が分かってきます。文章の内容に合った文字を選ぶとき、新しい形にアレンジしたい時、また、書体同士を組み合わせたい時やバリェーションを発展させたい時に、文字のバックグラウンドにある文化や歴史は、自由な創造に必要な基本知識を私たちに与えてくれます。文字の原点である歴史の流れを理解してこそ、新しい知識を得ることができます。
 

参考文献:三戸美奈子 カリグラフィー・ブック

 
この教室では、様々な書体から楽しく取り組みことができます。
対象曜日:金曜日

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