水を加えるだけで手軽に使用できるこの彩色材料は現在では最も親しまれた絵具として私達の常に身近においています。
古くは16.17世紀には水を溶いて使う絵具を「テンペラ」と呼ばれていました。
その中で植物の樹脂を結合剤とするガム・テンペラは18世紀に入りグァッシュと呼ばれるようになり、現在の水彩絵具には透明水彩と不透明水彩の区別がありますが、今日では後者をグァッシュと呼びます。
透明水彩が考案されたのは18世紀の終わりから19世紀の初めで、1790年代にロンドンを中心に普及しました。
ここでは最も透明感のある透明水彩を取り組んでゆきます。
エスキースやスケッチ等はもちろんのことこの透明感を生かした作品作りもできると思います。
絵のサイズに合わせてマットをマウント加工しました。
額縁屋に持っていってもなかなかここまでピッタリとはいきません。
これからガラスを切り、周囲の額縁作りに入ってゆきます。